【答弁 佐藤知事】 現在の財政状況について、各種の財政健全化指標はいずれも健全な状況である。貯金にあたる財政調整用基金の残高は、社会保障関係費の増加等もあるが、実質的な県債残高とともに、安定的な財政運営に必要な水準を確保できるものと見込んでいる。 必要な施策には果敢に取り組む一方で、引き続き、将来にわたって持続可能な財政運営が行えるよう、確固たる行財政基盤の構築に努めていきたい。 |
【答弁】 2類相当にあった3年2ヶ月の間、感染拡大局面では、大分市内を中心にコロナ病床が不足する事態が生じた。このため、広域の入院調整を行いながら、最大578床まで病床を増やすとともに、宿泊療養施設として最大で1,370室を確保した。 現在策定中の感染予防計画では、これまで得られた知見をもとに、病床数など具体的な数値目標を盛り込むなど、新たな感染症対策に万全を期していきたい。 |
【答弁】 土砂災害警戒区域内の住宅の販売に関しては、宅地建物取引業者が、重要事項として、買主に説明をすることが義務づけられている。 また、宅地分譲等の目的で開発が行われる場合、土砂災害のおそれがある箇所に対し、適切に対策工事が行われる計画であるかを厳密に審査している。 車中泊避難場所の運営・管理方法や支援については、現在、国も検討を進めており、こうした動向も注視しながら、さらに安全安心な避難所等の環境改善に努めたい。 |
【答弁 岡本教育長】 教職員の異動については、採用から概ね10年以内に異動する人事地域数を、現行の3地域から2地域とし、配置年数についても職員個人の事情に応じて柔軟に対応するよう見直しを行った。 さらに、職員が将来的に人事管理を希望する市町村など、個々の職員の希望や事情等をより詳細に把握することとした。 |
【答弁】 地域からのご心配の声も踏まえ、県では9月に九州森林管理局に出向き、早期の撤去を要望した。 国の動向を引き続き注視しつつ、早期撤去等に向けて国に粘り強く働きかけていく。 |
当面する課題にしっかり対応し、力強い推進力で大分県を新たなステージへと発展させていきたい。そのため、「対話」「継承・発展」「連携」という3つの基本姿勢を徹底した上で、「安心元気」「未来創造」を県政執行の方針とし、誰もが安心して住み続けたい大分県、知恵と努力が報われる大分県、誰もが訪れたい大分県づくりに全力を尽くしたい。 また、安定的な財政運営に向け行財政改革を徹底し、確固たる財政基盤構築に努めたい。 |
【答弁 広瀬知事】 大量退職期を迎える中、教職員の人材確保は喫緊の課題である。1次試験の免除拡充や他県教諭特別選考などを行っているが、教育委員会にはさらなる工夫をしてもらいたい。10年の間に何度も広城異動を繰り返すことは、教職員への負担が大きいということも聞いている。 広域異動の制度を維持しながら、教職員の負担感を軽減するよう改善する必要があるのではないかと指摘したところである。教育委員会には市町村教委の意見も聞きながら魅力的な職場環境の構築に向け検討を進め、できるだけ早く結論を出してもらいたいと考えている。 【答弁 岡本教育長】 来年1月に予定する市町村教育長会議を皮切りに、できるだけ早く検討を進めたい。 |
(注1)カーボンニュートラルとは‥ 工場や車などから出る地球温暖化を引き起こす温室効果ガス(二酸化炭素、メタンやフロン類などのガス)の排出量から森林などによる吸収量を差し引いて、全体としてゼロにする取り組み |
注1 インクルーシブ教育とは 「共生社会」の実現を目指し、子どもたちの多様性を尊重し、障害があるないに関わらず同様に教育・指導する仕組みです。 |
注2 インボイス制度とは インボイス制度(適格請求書等保存方式)は来年10月から実施される消費税の申告制度で、「商品に課税されている消費税率・消費税額を請求書のなかで明記する」という「適格請求書(インボイス)方式」となり、事業者はそれに基づいて消費税を納税するものです。 インボイス(適格請求書)には「適格請求書発行事業者の登録番号」の記載が求められ、その発行は登録事業者だけが行えるとしています。 これまで、課税売上高が1,000万円以下の事業者は、消費税の納税義務が免除されていましたが、この制度実施後は、適格請求書発行事業者として登録すると、納税しなくてはなりません。 登録しないと、納税義務は引き続き免除されるものの、インボイスを発行できないために、取引相手が消費税の仕入税額控除ができなくなります。その結果、取引してもらえないケースが出てくるのではないかと危惧されます。 |
1.2022年度の予算編成について (1)予算編成方針について (2)県債について |
2.日本一のおんせん県おおいたツーリズム戦略について (1)ツーリズム戦略の改定について (2)感染症のリスクマネジメントについて (3)「GoToトラベル」の再開に向けた情報発信の進め方について |
3.教育行政について (1)教員の不足について (2)教員の働き方改革について (3)第3次大分県特別支援教育推進計画について |
4.ダイバーシティについて (1)ダイバーシティ社会の推進について (2)パートナーシップ制度について (3)県立高校の帰国・外国人生徒特別入学者選抜について |
(注1)予算は単一年度で完結するのが原則ですが、1つの事業や事務が単年度で終了せずに後の年度においても「負担=支出」をしなければならない場合には、あらかじめ後の年度の債務を約束することを予算で決めておきます。これを債務負担行為といいます。 |
注1 国から地方自治体に交付する地方交付税の原資不足のため、不足分の一部を地方自治体が借り入れする地方債のこと。臨財債の元利償還金相当額は、その全額を後年度の普通交付税で措置されることになっています。 |
今定例会の開会冒頭、10月に御逝去された濱田 洋議員(自由民主党・九重町玖珠町選出)に対し、議員団を代表して馬場 林議員(県民クラブ・中津市選出)から追悼演説が行われました。 私は教職員として玖珠郡で勤務していたことから濱田県議とは共通の知人も多く、とても親切にしていただきました。また、今年度は土木建築委員会で一緒でした。衷心より哀悼の意を表します。 |
ホーバークラフトの復活と課題 ホーバークラフト導入に関し、第一交通産業の提案は、大分市側の発着地を大分港西大分地区としています。予備1隻含む3隻体制で1日18往復。運賃は片道1500円を想定し、往復割引も検討するとしています。全座席にタブレット端末を備え、乗り継ぎや観光情報を乗客に提供。2023年度中の運航開始に向けてホーバー復活計画が本格的に動きだしました。 県の計画では、ホーバーの旅客定員は80人程度。最短約25分で空港と大分市を結ぶもので、船舶の購入、発着地や無料駐車場(500台程度)の整備は県が受け持ち、負担額は現状で75億~85億円程度を見込んでいます。 ホーバークラフトの導入については、荒天時の運転に弱いという問題、過去に民間事業者が運航を取りやめた経緯があるだけに路線を維持できるかという問題、空港と大分市を結ぶバス(エアライナー)の乗客の減少の問題など様々な課題もあります。 とりわけ、一番の問題は騒音。近隣にあるライブハウスや結婚式場等の方々から不安の声も聞こえます。問題の解消に向けての取り組みを注視しています。 写真は、2009(平成21)年まで運行されていたホーバークラフト |